カイコの研究発表

静岡県 高井さん(小学校4年生)/自由研究紹介

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「カイコ研究所」として2年目の高井さんの自由研究は、第14回サイエンス・グランプリの優秀作品グランプリ賞を受賞しました。また2009年には「全国小学校理科研究協議会サイエンス賞」も受賞。
高井さんには、自由研究レポートとたくさんの写真を送っていただきました。

5つの観察日記、8つの実験記録、2つの番外編から構成される超大作。観察日記は、「近所にある桑の葉の形」「桑の木の一年間」「カイコがふ化する瞬間」「カイコの脱皮方法」「野生のカイコ【くわこ】」。

実験記録は、「温度の違いによるカイコの成長の違い」「人工飼料と桑の葉での成長の違い」「タマゴの保存方法の違い」「黄色×白色=何色のまゆ?」「カイコの好きな色」「カラーまゆ作りに挑戦」「足の裏の色とまゆの色の関係性」「玉まゆの性別」。

番外編として、「絹のうちわ作り」「カイコの観察日記」があります。その中から抜粋して掲載します。

温度の違いによるカイコの成長の違い

カイコの成長に温度は関係あるのかどうかを実験しました。

家の1階と2階での温度差を利用。
高井さんの「あたたかい方が育ちが良いとおもう」という予想通り、2〜3度高めだった2階のカイコが10日ほど成長が早い結果となりました。

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カイコの好きな色は何色?

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緑、青、赤、黄の4種類のまぶしを用意。
カイコを4色の真ん中に配置。
最初は「黄」が一番人気という結果。

窓の明るさに関係するのでは?と、まぶしの配置を変えて再度実験。

配置を変えても「黄」が一番人気。

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再び、まぶしの配置を変えて実験スタート。
やはり結果は、「黄」が一番人気。

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配置を再度変更して3度目の実験をしました。やはり、「黄」が一番人気。

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どうして「黄」が一番人気?
色の区別ができるの?
という疑問を解決するために、さまざまな色をミックスしたまぶしを配置して実験。

結果、カイコは色の区別ができます。
「黄」の次は「赤」が人気でした。

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二つ作ったカラーまぶしを配置して
5度目の実験。

やはり結果は「黄」が一番人気でした。

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5回の実験結果がすべて「黄」でしたが、もしかしたら黄色のアクリル絵の具のにおいが好きなのかな?と思い、水彩絵の具でまぶしを作って実験しました。

結果はやはり「黄」が一番人気でした。

まとめ
緑、青、赤、黄の4種類の中では「黄」が一番人気でした。もっと、いろんな色で調べたら、黄色よりも好きな色があるかもしれないなぁと思ったとのことです。