幼虫の時期(桑でカイコを飼う)
カイコは卵からふ化してマユを作るまでに4回の脱皮を行い成長します。
脱皮を行う時期のことを「眠(ミン)」といい、眠になるまでの期間を「令(レイ)」と呼んでいます。4回目の脱皮を行ったカイコは、成長したのちにマユを作り、その中で脱皮してサナギとなります。
この経過表は目安です。飼育する環境によって日数は変わっていきます。
※桑を与える場合は、農薬がかかっている場合がありますので、ご注意ください。
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1令 (1〜3日目)
ふ化したカイコにクワを与えます。1〜2令はやわらかめのクワを選びましょう。クワがなくなったり、しおれてきたら新しいクワを与えます。カイコが新しいクワに移ったら古いクワは捨てます。 1令は27〜28度で飼育すると病気にかかりにくく経過もおくれません。 1眠 (4日目)クワを食べるのをやめ動かなくなります。体が光っているように見えたら1眠です。この状態から脱皮をするまで約1日かかります。 |
4令 (12〜15日目)
4令は24〜25度で飼育します。約4〜5日間食べて次の眠に入ります。 4眠 (16〜17日目)4眠は1〜3眠期より長くおよそ2日くらいかかります。眠の時のカイコは足をクワの葉などに固定しているので、動かさないようにしましょう。手で持ったりすると皮フが破れてしまいます。 |
5令
(26〜28日目)口から糸を吐いて、マユを作り始めます。25度の温度にしておくと、約3日間休まずに糸を吐き続けます。 28日目に、マユ作りが終わります。 |